遠藤周作 ぶんか社
27歳の遠藤周作は文学研究のため、一留学生としてフランスにたたずんでいた。
第二次世界大戦の爪痕が人々の心に未だ残る時、霧深いリヨンの街で南仏の寂しい曠野で、繊細で瑞々しい感性を持つ青年は、真摯な思索を続けていた。愛とは、信仰とは何か?
静謐な文学の香気溢れる幻のデビュー作復刊。
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