遠藤周作 小学館

風の十字路―こころの風景

カテゴリー > 「小学館
風の十字路―こころの風景
【発売:1996年6月】

1950年、戦後初の留学生として、フランスに渡って以来、ヨーロッパ諸国、インド、そして日本各地を旅した著者の、心の中に深く刻み込まれ、何度も何度も思い起こす風景や、忘れられないできごと、懐かしい人々などを綴ったエッセイ集です。
これはJCB発行、小学館編集「THE GOLD」誌(’89年10月号〜’90年9月号)に連載した「わが心の風景」に加筆したものです。

若き日の著者の精神を訓練した場所であった留学時代のリヨン。
この町の窓から見えた風景、遠く聞こえた鐘の音など、何気ない佇まいにこころ惹かれ、また自分の人生の問題と重ね合わされるような町並みや川や山を歩き回る旅が好きという著者。
空壕や土塁の跡をみつけて、そこで繰り広げられたドラマを感じ、インドでの旅では、汚辱と聖なるものの共存に感動し、一木一草もないユダの荒野と、光に満ちたガリラヤ湖の対称的な風景を目の前にして思ったこと、考えたことなどの溢れる気持ちが伝わってきます。
これらの旅の体験はやがて作品の舞台ともなってきます。知らず知らず著者の魂を求める旅を追体験することができます。

amazonでより詳しい情報をCHECK!

遠藤周作のプロフィール

小説家、批評家、戯曲作家。
1923年3月27日 -1996年9月29日
慶應義塾大学文学部仏文科を卒業。1950年にフランスへ留学。帰国後は批評家として活動するが、1955年半ばに発表した小説「白い人」が芥川賞を受賞し、小説家として脚光を得た。第三の新人の中心人物。キリスト教を主題にした作品を多く執筆している。著者に『白い人・黄色い人』『沈黙』『海と毒薬』『深い河』『王妃 マリー・アントワネット』等の作品がある。

シリーズ・出版社

About

当サイトは、作家・遠藤周作の新刊・文庫本・作品を紹介するファンサイトです。

【注意・免責事項】
以下の文章をよく読み、同意された上で当サイトを御利用下さい。
■当サイトの如何なる情報も無断での転載・加工使用を禁止します。
■当サイトの商品画像及びデータはアマゾンより使用を許可されています。
■当サイトの情報や掲示板、リンク先(個人、企業、通販サイト等)を利用した際、如何なる損害・トラブル等が発生しても、当サイト及び管理人は賠償等の責任を一切負いません。当サイト及びリンク先サイトの御利用は必ず自己責任で行って下さい。
■当サイトは個人が運営するサイトであり、著者の遠藤周作先生、各出版社等とは一切関係ありません。

管理人(my-shelf.com)へのご連絡は、info●my-shelf.comへ。
「●」を「@」へ変更して下さい。

▶遠藤周作の本

遠藤周作の本 モバイル